電験三種基礎 電磁気問題

過去10年分+の過去問を調べた電磁気厳選10問です。ただ
苦手とする受験者が多いジャンルは間違いありません。初め
ての方は必ず右サイドにある各基礎ページを習得してからで
ないと電磁気問題はキツいです。第二種電気工事士試験に合
格した方で解けるA問題もたまに出題されますが電磁気問題
だけは電験三種を勉強してる方しか解けない専門性のある
内容です。
(このページで電磁気過去問対策は完璧)


磁気回路の長さL、断面積の公式は覚えておいてください
磁気計算では断面積を算出する事が割とある、単位を間
違えないでくださいね、それらから磁気抵抗R1を求めます。

違う条件からも磁気抵抗R2算出、R1=R2から電流を求めました。
解き方はわかるけど電磁気の計算は長くなるから私も疲れる!
でも理論計算は他人の計算を見て頭で理解しても、暗記物と違
いまずできないです。とにかく紙の上に書いて貴方も練習され
てください。


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ビオサバールの法則問題問題
rは正方形だからa/2、斜辺以外の2辺は同じだからこれは45
度の三角形、θ1とθ2は90度から45度を引いた角度です。
すると1辺からの磁界強さ式H0は①です。最後4倍した値が
正方形の中心磁界の強さH1、円形コイルの中心磁界の強さ
H2はI÷2rでこれは前も説明した様に丸暗記でいいです。
H1÷H2した倍率がこの問題の答えとなります。
4を√2で割ると?_4は√2を4回掛けた数字と私は考えました。
ビオサバールの法則解答
ビオサバールの法則で無限長配線による磁界の強さ
θ3は180-θ2だからこういう感じで変形されます。途中の結果
は>最後の赤線の結果だけ覚えておくといいと思います。
ビオサバールの法則適用例
円の場合は長さはわかるので円全周による中心磁界の強さなら 円周を掛けたらいいのです。結果、円形コイルによる磁界の強 さは皆さんが公式集とかで見るこの形になります。覚えて済む 事は暗記でパスするのが60点で合格する秘訣です。
ビオサバールの法則解答
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電験三種電磁気問題
この問題から得られる事はあります、まずはフレミング
の左手の法則(F=BILsinθ)で2線間に働く力を考え更に
式を変形していきます。この形は今後も使えるので覚
えておいてください
、模範解答集ではいきなりこの
変形後の式で解いていたので、今回補足しました。それ
をするのが私が今更、過去問を記事にする意味です。
それとF1-F2の分数計算の通分は意外と間違い易いため
これも最後まで載せました。
電磁気回路計算
補足、上の式を更に変形すると、どこかで見た式になる!
そう2線間に働くあの公式です。_F=BILsinθ、B=μH
H=I/2πrの3個公式を再確認してください。通常は単位
m当たりの力ですが全体長では長さLの掛け算を忘れない事。
電験三種問題ではF=BILsinθのθはこの問題の様に90度
たぶんと思いますが、もしそうでない、つまり線の位置
関係が90度でない場合は考慮してください。60度ならば
√3/2を掛ける必要が発生します。
2線間に働く力
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中身はこんなに点の取りやすい問題ですが問われてる内容
が理解できないと無理、これは理解力という想像力に近い
もった単純に電気の事を問う問題にすべきと私は思います。
問題は磁界の中で導体を動かせば起電力が発生するつまり
フレミングの右手の法則で電圧を求めて、最後はオームの
法則で電流を求めます。
H22年度電験三種_理論問3
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H28年度電験三種_理論問3
この法則を電験三種計算で扱う場合はこう考えてください。
Lは中心に磁界を与える円周の長さ、今回は半円ですからH1
もしこれが同じ半径の完全なる円周ならH2の様になります。
H28年度電験三種_理論問3

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紙が黄色なのは父から大昔もらった問題集だからです。
この図がついてくる電磁気問題も電験三種で頻度が高い
必ず理解して使える状態にしておいてください。

R1が鉄心磁気抵抗、R2がエア磁気抵抗、cm2をm2にする
場合は10のマイナス4乗を掛けるのは暗記する事、以上
で計算できると思います、本解答の3倍丁寧に途中式
をすべて書きました。μ0やε0を使う計算は小さな値
を扱う計算力を要求されるので、落着いてしないとす
ぐ間違えてしまう
点は注意してください。_後計算の流
れを真似てください。

ラストはオームの法則と同じ感じで行えます、NIを機磁力
と言い起磁力はF=NIで表します、従い磁束φ=F÷Rです。
磁束φは磁束密度に断面積を掛けてφ=B×Aでも求められる!

8×32πの時点で8×30×3と暗算すると240の数値がわかる
2で始まる答えがない時は自分のその計算は間違えている。
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巻数Nの円形コイルの中心時間の強さは以下の公式です。
なぜかとなるとビオサバールの法則を積分しないといけ
ないので三種ではこういう公式は丸暗記してください。

φは磁束、Rは磁気抵抗、μは透磁率、Hは磁界の強さ
Aが断面積、Lは長さです。これらの公式も丸暗記で!
(電磁気の計算問題を解く上で最重要式)_それを知った
上でこう変形します。Lは半径r+断面の半分d/2の円の
長さですからそれを2倍してπを掛けます。円の長さは
直径×πです。
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アンペアの周回路積分の法則からHL=NIという結論が
得られH=NI÷L、Lは円の円周、従い2πr、この事から
N=1として、IA流れてる時の距離r点の磁界の強さHは
下式、真空の透磁率値μ0。前述した問題知識も参照
しフレミングの左手の法則F=BILsinθで求めます。
(BとLのなす角度は90度)_これは力で単位はN、更に
フレミングの右手の法則はE=BVLsinθで電圧なので
V単位です。式中のVはm/sで移動速度を意味します。

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2線間に働く電磁力F=2×10-7乗数×I1×I2÷距離、同じ
方向の電流間には吸引力が発生するのさえ知っていれば
正解できる問です。導体Aから受ける力F1=2×10-7乗数
×2×3÷2=6×10-7乗N/m、導体Cから受ける力F2=2×10
-7乗数×3×3×1=18×10-7乗N/mです。F1+F2=24×10-7
乗N/m=2.4×10-6乗N/mとなります。

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磁界の強さを求めてベクトル合成する問題です。

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図の様に2個のコイルを配置して電流を流した時のインダクタンス
はL1+L2±2KMとなる、Mは相互インダクタンス、Kは結合係数という
2個のコイル電流の向きが同じならL1+L2-2KM、違うならL1+L2+2KM
M=√L1L1の知識があるかがこの問題のポイントです。計算の流れは
わかると思います。

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磁束密度を変形してμの項目ある式にすればいい!そうなると
磁気抵抗が絡めばに気がつけばこんな変形になります。

この問題ではLの長さが与えられているが自分で求める
必要があるケースもあり、その場合はLとはどの部分の
長さかわかっているか?円周を求められるかCHECKの事。


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