電験三種基礎 過去10年分必須_基礎文章問題

60点合格を目指すならば解けないといけない電験三種基礎
問題&アレンジされ2回以上出題された物を各年度で1問
選びました。私の右基礎ページを学ばれた後でもほとん
ど意味がわかるはずです。2021年度もこれらに関する同
様のA問題が出題されます。電験三種の多くが現象を問う
問題、ある程度計算問題がこなせる様になれば計算や公
式を変形して考えたら答えが見えるケースが多い、理論
科目は間違いなく計算主体で学習するのがもっとも効率
的に合格できるのです。

今日の問題を解く上で必要なのが以下公式です。たとえば
IAの電流が流れてる線からrの距離点の磁界の強さ、円形コイ
ル内の中心磁界の強さはこう求められます。三種を受験する
上でこれら公式の暗記は必須、F力.B磁束密度.μ透磁率
ℓ長さ.v速度.A断面積.H磁界の強さ.N巻数.Lインダクタンス
R磁気抵抗.W磁気エネルギー.M相互インダクタンスです。

円形コイル中心磁界強さと電流が流れる線からr(m)
の点の磁界強さの結果式は計算問題でも必要になる。
円形コイル中心磁界強さで半円ならℓをπrで計算
します、そういう出題もありました、1/4円なら
πr/2、それがアレンジ問題という物です。
式も紙の上で実際に手計算しないと完全に自分
の物にはなりません★目で見て納得は不完全★

H23年度、正解5番
電験三種問題10

フレミングの左手の法則は人差し指を磁界の向きへ,中指が電流の
向きで親指の向きが電磁力の向き、導体に働く力 F [N]は F = BILsin θ
Bは磁束密度, I は電流,L は導体の長さ,θ は導体と磁界の
方向とのなす角度です。直角90°の時が最大値!

2線間に働く力はフレミングの左手の法則で求められます。
公式Hℓ=NI、本では単位m当たりの式で記載されてるケース
が多いと思いますがこれが元式です。磁界は右ネジの法則
で発生する、同方向の電流間は磁界の回転方向が同じなの
で吸引力が発生します。
電験三種問題16

透磁率μ=μsμ0、μsが比透磁率、μ0=4π×10のー7乗(H/m)
真空中はμs=1です。

H24年度、正解5番
電験三種問題9

インダクタンスL、電流I、巻数N、磁束φとするとLI=Nφ
からL=Nφ/Iとなる、更にφにNI/Rを代入するとNは二乗
となる、2個のコイルを配置して電流を流した時のイン
ダクタンスはL1+L2±2KMとなる、Lは自己インダクタンス
Mは相互インダクタンス(M=k√L1L2)、Kは結合係数という
2個のコイル電流の向きが同じならL1+L2-2KM、違うなら
L1+L2+2KMです。
電験三種問題17

H25年度、正解3番
電験三種問題8

23年の解説でこの問題は正解できます。二乗に反比例では
なくて1乗に反比例です。電磁力は導体間の距離に反比例
する、導体に反対方向の電流を流すと反発力が働きます。
フレミングの左手の法則F、フレミングの右手の法則e、
2線間に働く力F、2個連結したコイルのインダクタンス式L
相互インダクタンスM、結合係数K、コイルのエネルギーW
電験三種問題15

H26年度、正解5番
電験三種問題7

R:磁気抵抗、φ:磁束、I電流、Nコイル巻数、B:磁束密度
A:鉄心断面積、μ:透磁率として公式を組合せて考えた
らこういう文章問題は検討がつきます。勉強ではなぜそ
の公式が成立するのもいいけど、試験では時間と勝負で
すから基本公式は道具の様に即使える様に暗記しておき
ましょう。環状鉄心の長さℓ、次回強さHとした時Hℓ=NI
も覚えておくと便利です。

基本式を組み合わせる事で今まで見えてなかった
関係が見てきます。
文章問題にて基本公式では関
係がわからない時は変形してみてください。
上の場合はコイルに流れる電流はBと長さに比例
するが巻数と透磁率には反比例するがわかります。
電気工事士筆記ではない電験三種ですから素直に
問われるばかりではありません。式変形ができな
いとA問題全滅となるので60点合格は無理、中2
程度の数学力までは高める努力もしましょう。
三種必須数学概略説明⇒電気数学Basic

H27年度、正解4番
電験三種問題6

(1)t=0では電流が流れるが,定常状態では電流が流れない(2)コイルは
直流に対してリアクタンスは0、当然コイル両端の電位差も0、(3)電線
の抵抗値式参照、(5)合成静電容量 C[F]C=C1+C2です。あれ4番は
正解じゃないの?と思われた方いると思います、下理由で間違いです。
逆数で返答するなら逆数の和の更に逆数が正解です。分母と分子を
1/R1R2で割れば分母で逆数の状態になる式に変形できます。書物で
はこの結果が公式として記載されてあります。
電験三種問題1a

もう気がつかれたと思いますが電験三種の文章問題は
法規の様に何か条文を出題されるのではなく、計算
問題にもなる内容をあえて文章化される事がほとんど
です、だから理論は計算主体の勉強が必要なのです。

H28年度、正解5番
電験三種問題5

(1) オームの法則は電流は電圧に比例する、(2) 静電力の大きさは
両電荷の積に比例し,両電荷の距離の 2 乗に反比例する(3) ジュ
ールの法則は熱量は電流の 2 乗と導体の抵抗に比例する(4) フレ
ミング右手の法則は中指の向きは誘導起電力の向きです。(5)の
レンツの法則ですが私は"コイルに発生する電圧はコイル内の
磁界の変化を妨げる方向に生じる"と丸暗記当時しました。
いずれにしても電気を学ぶ者は全員が知っておく事!

冒頭で電磁気に関する公式を紹介しましたが静電に
関する必須公式も必ず覚えておきましょう。
N電気力線数.Q電荷.ε誘電率.D電束密度.C静電容量
W静電エネルギー.F静電力.E電界の強さ、V電位
電験三種問題8

加算計算で抵抗と静電容量は式が完全逆な点注意。

H29年度、正解2番
電験三種問題12

電気力線は正の電荷⇒負の電荷に入る、電界の方向
は電気力線の接線の方向、途中で曲がったり交わる
ことはない、電気力線の密度と電界の強さは比例。

H30年度、正解1番
電験三種問題3

C=εA/dにおいて誘電体を挿入した後の空気部間隔d
は減少、つまり静電容量Cは増加する、導体を入れ
という行為もdを小さくする行為でCは上昇します。
まずC=εA/dをd=εA/Cに変形、そのd値を電界の強
さE=V/dのdに入れると電界の強さE=CV/(εA)とな
ります。アイ共に問われる内容ではεAは変化しな
いのでEはCに比例、ですから正解は1番。この問題
は文言をよく読んでどう状況が何が変化するのかを
知るです。最近の電験三種は日本語の理解力まで
試される
事があります。

R1年度、正解2番
B-H曲線の文章問題は2問共、空白に文字を入れた状態
で暗記してください、次回もこんな感じです。
(B-H曲線=ステリシス曲線=ステリシスループ)
電験三種問題22

曲線が一周りした間に加えられた単位体積当たりの
エネルギーは曲線に囲まれた面積に等しい。この
エネルギーは熱となり,ヒステリシス損といます。

正解2番

磁力線、B-H曲線、電気力線問題をPASSして勉強するのは
取れるかもしれない貴重な5点や10点を自ら放棄するとい
う事です。これら3項目が出題されなくなる事はないの
で、60点合格を狙う方は絶対に外せないジャンルです
又貴方のオリジナル学習においても強調して勉強すべき
です。当時、私もこれ暗記しました。言葉さえ知ってれ
ばもし意味がわからなくてもマークシート試験ですから
高い確率で正解できる可能性もあります。たぶんそうい
う出題では関係ない静電に関する用語がまじります。
下のB-H曲線グラフは特に重要です。
電験三種問題7

R2年度、正解4番
電気R2年度

磁力線の密度は、その点の磁束密度を表します、磁力線
はN極⇒S極、磁界の方向は磁力線の接線の方向、磁力線
は途中で曲がったり交わることはない、磁力線の密度と
磁界の強さは比例します。正直これは丸暗記です。

今日の内容を習得される事で貴方の得点GET能力は
10点上昇
、日々それの蓄積しかありません。私はけして
"こういう本がお勧め"Butするのは貴方でご自由に!
はしたくありません。HOW TO論より具体的説明をこれ
からも研究して発表します。ユーザーファースト!
偽のモチベーションだけは与えない様に正確な出題
レベルをこれからも説明します。
今感じる合格率10%の
電験三種勉強の難しさ、でもだからこそ高い評価を得
られるわけで簡単に合格できるなら挑戦する価値ない
じゃないですか?発想を転換しましょう、あなた

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