電験三種基礎 基本回路計算問題

電気の勉強を始めて困惑するのは専門用語ですね、たくさん
ありますが以下だけは知っておかないと電験三種の勉強でも
つまづきがちです。コイルやコンデンサーはリアクタンスに
変換後、複素数計算する事で直流回路計算の様に扱える様に
なるのです。後は分数を意識して計算すれば綺麗な式で可能。
基本回路計算問題1

過去10年分から基本回路計算を6選しました、基本と言うのは
試験日の時はこれら程度は完璧に扱える様でないと60点合格
もないので、今回の回路は必ず理解されてください。特に右に
ある基礎ページPART1を理解できてないと解けないです。


基本回路計算1
オームの法則主体の計算、第二種電気工事士試験を勉強され
た経験のある方なら理解できる問題です。
基本回路計算問題2

VPとは10と15Ωの並列回路にかかる電圧、無理数になる分数
は最後まで分数で計算した方がスムーズで正確です。これは
超サービス問題ですからもしこの類の出題は絶対に正解しな
いといけません。最後300÷144≒300÷150=2で5番とわかる!
基本回路計算問題3

基本回路計算2
文章だけの問題は必ず図化して考えてください。
基本回路計算問題4

50Hzの時に流れる電流から静電容量を求める、次に60Hzの時
のリアクタンスを求める、後はオームの法則で電圧÷インピ
ーダンスで計算しています。円周率πは途中で3.14を何かに
掛けない、途中はπのままでこの様に分母と分子で消滅する
場合もあります。最終で残れば3を掛けたら選択肢の値の直近
がわかるので答えは選択できます。
基本回路計算問題5

基本回路計算3
基本回路計算問題6

回路総抵抗はオームの法則でわかります、そこで未知数R
のま総回路抵抗の式を作成してRを求めています。並列抵
抗にかかる電圧VPは即わかる、最後に電力P=VI=I×IR又は
V×V÷Rの3番目の公式で電力を求めています。
基本回路計算問題7

基本回路計算4
最初の3問より少し難しくなりますがけして特別な知識
が必要な問題ではありません。
I1とI2の比率はわかる、主電流は5Aなのでインピーダンスも
即わかる、それはR1とR2の並列抵抗値をRとしリアクタンス
で式を作れます。この問題解法のメインはR1とR2の大きさ
の違いです。各抵抗に流れる電流の割合は教えられてい
、すると電圧は同じとしてV=RIで電圧の式からR1とR2の
大きさの関係が判明します。それを使う事で未知数が1
個になる事で計算ができます。
基本回路計算問題8

基本回路計算5
条件1.2の場合にRxに流れる電流が等しくなる、こういう問題
は2通りの式が発生してそれらを比較して答えを求めるという
のを最初に感じてください。
基本回路計算問題9

並列回路で分流する電流は抵抗値に反比例する、を知る!
それで式を2通り作成します。条件2は答だけ記載する
ので貴方が必ずされてみてくださいね。

基本回路計算問題10

A/B=C/DはAD=BCとも言える、これ知ってると便利です。

基本回路計算6
上よりもう一段階難しくなるけどA問題ではこの程度
までです。
基本回路計算問題11

この場合も全体電流から総抵抗はわかります。そこで
未知数のままこの場合も総抵抗式を作るのです。ここ
で使用したのは貴方も中2で習った二次方程式の解の
公式です。
基本回路計算問題12

時々計算で必要になる公式です。
基本回路計算問題13
三相交流の計算は電圧に√3が関係するか注意すれば1相
だけ検証すればほぼ解答はできます。そういう点では今回
の基本回路を解く能力は他のジャンルにも大きく影響します。
たぶん60点で合格できるを自分で実感するには今回の6選
問題を自力で解けるになれた時です。よくある他人の解法
だけを目で覚えてわかったつもりで受験される方がいます
がそれ、実際の試験では全滅です。凡人は頭でわかったは
できるとは言えない弱点を持っている
のです。問題だけで
一人でも紙の上で正解できる様になりその問題を制覇した
と言えるのです。今回の実力確認の意味でこの問題をどうぞ。
上の6選問題を理解して解けた方ならこの問題はわかります。


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