電験三種基礎 計算を悟るのは貴方自身です。

難問とは自分にとってまったく新しい分野の問題の場合
と解くための方法はわかるが計算テクが自分にとって
ヤバイいケースの2通りがあります。解く方法がわかる
なら挑戦する気持もわかります。たとえばH22年のこの
問題...正直私は少し面倒と感じました。その解答は私と
違う解き方をしていましたがたぶん私と同じ普通の人は
この解き方の方が納得できると思います。

求めるのは抵抗ですが図2抵抗に流れる電流を求めて
最後オームの法則R=V/Iで抵抗を求める事にしました。
違うページで説明しましたがこういう並列回路の問題
は電流で検証した方が計算は少し楽
になります。
まず主電流を求めました。ただ分母に虚数ある!の状
態では抵抗に流れる電流値がわからないのです。更に
分母と分子にr-jωLを掛けて分母にjがない分数の状態
にしないといけません。

全式載せましたので1個づつ掛けた結果を確認して
みてください。落ち着いてすれば必ずできます!
((A-B)+C)(D+E)=AD-BD+CD+AE-BE+CE
(a+jb)(a-jb)=aa+bbは必須暗記公式です。
2段目式分母が2乗状態なのは分母は上の式で計算
した結果です。そこから分母は同じで分子にjを含
まない文字式だけ集めたのが実数部です。この電流
が図2回路の抵抗に流れる電流、後はそこにオーム
の法則を適用すると抵抗Rpが求められます。

ただ実際の試験でこの問題をかかっても20分で解決
できるかです。理論を85点以上で楽勝で合格できる
様な人でないと厳しいでしょうね。そうなるとこう
いう問題は解き方はわかるとしても一番最後にすべ
き、確実に解ける問題を失点しまう事態だけは避け
ないといけません。
私は60点で合格をこのBLOGコン
セプトにしていますがそれは今も変わりません。
ただ同時にそれは解けないかもしれない問題に遭遇
するというのも事実です。

貴方が現役の工業関係学生というなら普通にできる
事も学校を卒業して年数が経過してる方や数学が
本来苦手な方には今回の様な問題は厳しいと思い
ます。もちろんまだ時間はあるので紙の上で練習
して長い計算に慣れる事も十分可能ではあります。
60点から65点、70点と少しでも目標より高くなれ
る様に日々精進してください。計算力ばかりは
どんな良書があっても悟るのは貴方自身ですから
努力するしかありません。式が長くなると凡人は
計算力レスポンスが落ちる、私もそうですから
貴方のお気持ちはよくわかります。

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