★このページはH22~H25年分問題で作成しています★
H25年度電験三種過去問_理論問4
この問題から得られる事はあります、まずはフレミング
の左手の法則(F=BILsinθ)で2線間に働く力を考え更に
式を変形していきます。この形は今後も使えるので覚
えておいてください、模範解答集ではいきなりこの
変形後の式で解いていたので、今回補足しました。それ
をするのが私が今更、過去問を記事にする意味です。
それとF1-F2の分数計算の通分は意外と間違い易いため
これも最後まで載せました。
補足、上の式を更に変形すると、どこかで見た式になる!
そう2線間に働くあの公式です。_F=BILsinθ、B=μH
H=I/2πrの3個公式を再確認してください。通常は単位
m当たりの力ですが全体長では長さLの掛け算を忘れない事。
電験三種問題ではF=BILsinθのθはこの問題の様に90度
たぶんと思いますが、もしそうでない、つまり線の位置
関係が90度でない場合は考慮してください。60度ならば
√3/2を掛ける必要が発生します。
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H25年度電験三種過去問_理論問6
この形の回路はH25年以降何回か見ました、同じ問題作成者が
電験問題を作成してるならありえる事で、過去問題は記憶す
るくらいに何回もすると同系の回路で苦手意識が少なく解け
る可能性が高いのです。
重ね合わせの定理で解きますから、各単独電源の時のI1とI2を求める
必要があります。_重ね合わせの定理とは複数電源が存在する場合は
各単独電源だけの時に流れる電流を別々に求めて、最後に大きさと
方向性を考慮し加算すれば、複数電源の時に流れる電流になるとい
う定理で地味ですが一番わかり易い方法です。_私はこの方法が好き
でよく使います。_こういう回路で抵抗の合成をする時は電源から一
番遠い抵抗から順次、電源に向かって計算していくのがコツです。
抵抗の合成式、2個同じ値の並列抵抗の合成は2で割るというのは
便利です。消費電力算出の式は今後頻繁に使いますから再度確認
されてください。_電圧を二乗し抵抗で割る方法は使う方が少な
いみたいですがこれ便利です!_10Ωの抵抗に流れる電流はI1と
I2の差ですがI1>I2なら流れる方向は逆になりますが電力算出に
必要なのは大きさです。_キルヒホッフの電流の法則同様に電流
の向きは仮定で設定して構いません。
電気計算で一番多用するのは私はズバリ分数だと思います。分数
は小学生で習いますが電験三種ではこういう分数の使い方をしま
す、これは私立中学受験問題ですがまさに今回の問の計算に似て
ると思いませんか?、分数を使いこなせる様に練習しましょう!
数のない文字式計算でも同じ様に通分が必要、分母と分子を反転
させる事は頻繁、でも基本はすべて数の分数計算と同じです。
反転するのは分母と分子に105/38を掛ける事で分母が1となり
分子に掛けた105/38だけが残るからです。、0以外なら分母と
分子にどんな数を同時に掛けても割っても構いません。この
考え方が頭にないと電気の文字式や回路計算が理解できません。
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H25年度電験三種過去問_理論問7
50Hz条件でのCの値を求めれるかがこの問題のポイントです。60Hzの時
のXCがわかれば、後は4ΩのRとの直列回路の電流を算出、この問題は
ほとんどの受験者が正解したと思います。πを3.14にするのは計算が
済んだ答えの段階で、割り切れない無理数となる場合はその分数のま
まで計算するとスムーズに計算は流れます。無理数を計算途中で四捨
五入して扱うと、それだけ正解値がずれる事にもなります!計算が完
了した結果だけを扱う関係上で、四捨五入するのが理想ですね!
今回の問題がコイルであった場合のインダクタンスは何Hでしょうか?
2πfL=3として2π×50×L=3ですから3/(100π)HとなるのもCHECKです。
分数を扱う上で分子が複数でマイナスがある物を展開すると展開
後の値はすべて±が反転する、文字式で計算ミスが起き易い、後
②はよく使う変形法則、③は知ってると文字式計算が少し楽にな
る事が多い変形法則です。
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デルタのRをCにして力率改善の問題として出題されたりこの形の
変化型がよく試験に出ます。
デルタ結線では相電圧=線間電圧、スター結線では線間電圧÷√3
が相電圧である点、1相分で求めた電力の3倍が回路全体電力です。
この問題は力率改善問題ではないのでインピーダンスR+jXはすぐ
大きさに変換して200/√3を割り電流を求めるだけでいいのです。
電卓で値を出すのは最後、計算処理が面倒だからと破線のとこで
したら間違いの元、電卓って電験三種の計算では最後に数値化す
る時以外ではほとんど使う必要はありません。
各値(√2.√3.π.30度.45度.60度の三角計の三辺の比率)_くらい
は電気計算をする人間として暗記しておいてください。なぜ三角
計?三角関数を扱うため。関数電卓が使えないので試験はそれら
の角度のどれかが使った問題が出題されます。出題で多いのが
60度のπ/3radです。(πrad=180度)...つまり力率0.5!
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H25年度電験三種過去問_理論問8
回路の一部を短絡させる問題は時々出題されます、短絡するとペアーに
なる抵抗側の電流は0Aになります、結局は5Ωの直列、10と40Ωの並列
回路との合成が回路抵抗となります、13ΩですからI=V÷Rより5÷13≒
0.4Aとなります。_普通に電験三種の勉強をされたなら正解できる問題です。
(電流の流れない経路にある電気抵抗は回路計算には含みません)
H22年度の問6は回路を短絡させるとどうるかを知ってないと解けない問題
でした。並列回路で片方を短絡させたら合成抵抗は0Ω、かかる電圧はV=RI
から0Vに変化します。主回路電流は短絡されてない残る抵抗だけで制限さ
れる事になり、短絡前より抵抗が減る分増える事になります。_詳しい解法
はこのページの下H22年問6で説明しています。
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H25年度電験三種過去問_理論問10
V=R×Iから電流が流れない条件の周波数を問う問題です。周波数で変化
するのはリアクタンスだけですからその部分を検証してみましょう。
合成リアクタンスの式を変形していきます、周波数が∞の時と0の時だ
け分子が∞となりリアクタンスも∞となる、つまり回路電流が0となり
Rの両端の電圧は0Vです、同時に各リアクタンスの電圧もすべて0Vです。
周波数を含むωが分母と分子にあっては検証できないので分母と分子
をωで割って分母からωを消しているのです。_最後にω=2πfに変換
したら周波数変化により、リアクタンスがどうなるか検証できます。
2πfLCからf=∞の時、1/(2πf)からf=0の時にリアクタンスXが∞になる
RLC直列回路のインピーダンス式Z=R+j(ωL-1/ωC)は暗記の事!
RLC直列回路インピーダンス式から誘導性リアクタンスωLと誘導性
リアクタンス1/ωCが等いと互いに消しインピーダンスは抵抗だけ
の最小値となります、逆に回路電流は最大になるという現象です。
そういう状態にできる電源周波数を直列回路の共振周波数と言い
ます。共振周波数の問題は定期的に必ず出題されています。
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H25年度電験三種過去問_理論問12
私この正解30秒でわかりました、こう単純に考えました。
t=0の時にはコイルには電流は流れない、抵抗10+20Ωの
抵抗により1Aの電流は流れる、その時の20Ωの抵抗間の
電圧はV=RIで20V、だからt=0の時に20Vの波形は4か5
更に15msだけSWを投入したのですから、その時にSWを
切ったという意味、するとレンツの法則でコイルで逆
起電力が発生するので-Vは4番しかない。レンツの法則
コイルに発生する電圧はコイル内の磁束変化を妨げる
様に発生するという、初めて聞く方には暗号みたいな
あれです。
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H25年度電験三種過去問_理論問15
力率を100%するためのコンデンサ静電容量を問う問題です。負荷はスター
結線のため電源電圧のルート3分の1が相電圧にかかる点に注意!_インダ
タンスが7.96mHとか中途半端な値でこういう場合はすべて文字式で処理
した方が扱い易いです。最後に算出された式に必要な値を入力すれば
スマートに処理できます。計算としては1相だけを考えて式を立てるの
で単相交流の計算と同じ感じで特別な事はありません。_尚消費電力を
求める場合は1相で求めた電力値の3倍が回路全体の電力になります。
I1が上回路の線電流でその内無効成分を示すのがIqとなります。下回路
コンデンサーに流れる電流はIc、そのデルタ回路の線電流はI2、I2はIc
をルート3倍にした値(デルタ回路の線電流と相電流の関係)_I1が力率1
になるには虚数部であるIqが0なら可能つまり逆位相のI2が同一値の必
要があります。_I2とIqを=としてCを求めました。三相回路の力率改善
計算はアレンジを変えてよく出題されますが、考え方はどの回路も同じ。
もしコンデンサーがスター回路ならばI2=Icになるので気をつけてくだ
さいね。つまりCの値も異なります。_スター結線では相電圧が最初と違
い200÷ルート3の値となるため電流が異なるからです。_その計算は本
シリーズの解説3で説明しました。
電圧を抵抗で割って電流を求めるオームの法則は三相交流でも成立します。
これがデルタ結線なら線間電圧VLと相電圧VPはVL=VP、線電流ILは相電流
のルート3倍となります。この10年間の試験問題を見てこれらの関係を
ベクトル図でどうこう問う問題は一見ありません。とにかく三相計算で
はこれらの関係を知っておかないとミスします。
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H24年度電験三種過去問_理論問6
R1にかかる電圧VR1は即判明、それはR2にかかる電圧VR2でもある
I3=I1+I2、I3がR3に流れてVR3が発生します。VR1+VR3の電圧がR4
にかかります。この問題使うのはオームの法則(I=V÷R)のみです。
V=RIこの意味するとこは電流が抵抗に流れたら電圧が発生すると
いう当たり前の事実、こういう問題ではよく観察しましょう。
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H24年度電験三種過去問_理論問8
こういう第二種電気工事士相応の問題の場合は絶対に失敗
してはなりません。
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ブリッジ回路の平衡条件、可変C4とR4の値
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H24年度電験三種過去問_理論問10
この回路のスタイルを覚えておいてください、きっと次回も並列
共振状態で出題されると思います。それに気がつかないで挑んだ
らまず無理です。
周波数が10Hzの時の各リアクタンスを求めるとXLとXCが同じ値のため
並列共振状態となり、LC並列部分には電流は流入しなくなり回路電流
はR1+R2だけが関係します。上の回路が問題であったら最初に共振状
態かどうか確認してください、尚角速度はω=2πf
周波数が10MHzは共振状態ではない、ただその周波数の時のXCがほと
んど0Ω(0.00005Ω)となり回路電流はほとんどコンデンサーに流れ
る、結局、回路電流に影響するのはR1のみとなります。高周波を流
してコンデンサーを短絡状態と考える主題パターンは稀かもしれま
せんが知っておいても損はありません。
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H24年度電験三種過去問_理論問15
2μFと4μFのコンデンサーを1個にC2として統合、C1との関係から
コンデンサー分圧公式からV2を求める、後は基本公式Q=CVで計算す
れば4μFコンデンサーの電荷Qは求められます。_電界の強さEは変
形した式からもわかる様に電荷の大きさに比例します、従い最初
の問いと同じ方法でC1の電荷を求めます。各電荷の大きさを比較
すれば電界の強さの倍率はわかります。_点数10点のB問題でこん
な問題が出ると嬉しいですね。
電束密度D=εE=Q÷(4π×R×R)という重要公式があります、この公式
を変形してEはQに比例すると気がつかれた方もいると思います。
この問題で私が使用した公式はすべて重要です。
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H24年度電験三種過去問_理論問16
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●H23年度はこの10年間で一番合格率が悪く5.5%しかありませんでした。
1回で理解できなくても気にしないでください、この年は難問ばかりで受験
された方の心労を感じました。
H23年度電験三種過去問_理論問4
ビオサバールの法則で無限長配線による磁界の強さ
H23年問4では微積分が必要になるので求めるために式が与えら
ていたのですが、会社の方から違うのではという質問がありま
した。NETで調べられたのです。_私はたぶんθ3は180-θ2だか
ら三角関数の公式で計算したのだろうと思い、求めるとこうい
う感じで変形されます。途中の結果は三種では必要ないので
最後の赤線の結果だけ覚えておくといいと思います。
H23問4ですが、初めて見る方は解けそうもない?と思うかも
しれません。_H23年は合格率が5.5%という難しい問題ばかり
の年でしたのでそのお気持ちはわかります。_特に人間は
自分が知らない何かを急に与えられそれでしてみなさい。
というというのは苦手な方が多いのです。_私が問題作成者
ならこんな問題は作りたくないです。
rは正方形だからa/2、斜辺以外の2辺は同じだからこれは45
度の三角形、θ1とθ2は90度から45度を引いた角度です。
すると1辺からの磁界強さ式H0は①です。最後4倍した値が
正方形の中心磁界の強さH1、円形コイルの中心磁界の強さ
H2はI÷2rでこれは前も説明した様に丸暗記でいいです。
H1÷H2した倍率がこの問題の答えとなります。
4を√2で割ると?_4は√2を4回掛けた数字と私は考えました。
私の理解ではビオサバールの法則とは微小な長さdℓが距離
r点に与える磁界の強さを求める式で範囲がわかってるなら
積分が必要です。ですが円の場合は長さはわかるので円
全周による中心磁界の強さなら円周を掛けたらいいのです。
結果、円形コイルによる磁界の強さは皆さんが公式集とか
で見るこの形になります。覚えて済む事は暗記でパスする
のが60点で合格する秘訣です。
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H23年度電験三種過去問_理論問6
電圧と電流から回路抵抗は8Ω、ブリッジの平衡条件からr=2Rと
わかります、これで未知数が1個となりRがわかればrも判明する
わけです、後は全体抵抗の式を作り地道に計算していくしかあ
りません、最後二次方程式の解の公式を使いました。_こういう
解法では未知数を1個にするというのが着眼点です。
完全に2個の未知数というなら異なる2個の条件での式を作り
連立方程式が必要になりますが、そこまでの問題は滅多に出な
いのでは?
ブリッジの平衡条件が成立する時はRには電流が流れない!
つまりその時だけRは無視できます。_今回の問題ではRに
該当する抵抗はありませんがあえて挿入して受験者を迷わ
す問題が出題される可能性はあります。
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H23年度電験三種過去問_理論問7
RTが回路の総抵抗、ITが主電流、Iが問題の抵抗に流れる電流
条件2については貴方が同様にして計算されてください。
貴方も計算できる様になるのが一番希望するところです。
条件1と条件2を比較すれば機械的に答えは出ます。
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H23年度電験三種過去問_理論問8
電源の極座標表示に迷う事なく電源は単に140Vと考えます。
力率0.6なので三角関数の公式からSIN値を出せば複素数表示
できます。I1が力率0.6の回路の電流成分で抵抗を追加した
後の主電流成分がI2、I2の成分を調べて実部の大きさが40A
と判明、抵抗追加となり増える電流成分は実部だけなので
差引き増加分が追加抵抗に流れる電流、後はオームの法則
で抵抗値を求めるだけです。_下の三角関数の公式は超重要
電流で言えば大きさIと力率角がわかれば実数部aと虚数部bは
I=a+jb=Icosθ+jIsinθの関係からわかるのです。又cosθが
わかれば上の公式で即sinθも計算で求められます。又この
極座標表示の意味するのは簡単に言えばこういう事でこの
問題では電源が140Vかと認識するだけでいいのです。
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H23年度電験三種過去問_理論問9
πrad=180度なので1/3πradなら60度、ここでその三角形を考え
てtan値を求めるとルート3は承知の通りです、つまり複素数の
虚数部から実数部を割ればそうなるとも言えます、単位はμFな
ので単位変換の最後まで気を抜かない事、_j単独とは虚数部は
1と考えたらいいのです。_三角形30と60度の各辺の比は必ず暗
記しておく、それさえ知っていればその2個の各sin,cos,tan値
は出せます、電験計算では30と60度のそれらは暗記してる前提
で出題されます、だから関数電卓は使用禁止です_sin=高さ÷
斜辺、cos=底辺÷斜辺、tan=高さ÷底辺、sin=tan×cosは必ず
暗記してないと力率やこうした計算では困る事になります。
力率計算でcosを一番使うと思いますがtanも扱えると解法が
容易に見える問題が時々あります。_180度がπラジアン
皮相分が三角計の斜辺、有効分が底辺、無効分が高さですから
たとえば力率0.5つまり60度、文字式において有効分が算出で
きたら三角計の比率からも皮相、無効の大きさが求められる。
簡単に言えば三角計の比率こそが三角関数です。
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H23年度電験三種過去問_理論問10
SWを①側にするとコンデンサーに電荷がたまり電圧は2E
となる、次に②側にすると電源Eとの差つまり2E-E=Eの電
圧により電流が赤⇒の方向に流れます、その値はオーム
の法則でE/Rが流れる、ですが電圧差がなくなった時点で
直流回路のため回路電流は0Aになります。E/Rから始まり
最後0Aになるグラフは1個しかありません。過度現象を
勉強していなくてもコンデンサーの特性を勉強してる方
は正解できたかもしれませんね。
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H23年度電験三種過去問_理論問15
まずインピーダンスのスターデルタ変換の公式を知らないと
時間内には解けないでしょう。静電容量をスターにしたら3
倍になる等価回路にするとこうなります。_Rと3C部分のイン
ピーダンスZ5として求めます。方法は並列回路のこれまでと
まったく同じです。最後にコイル分jωLを加算するとこの回
路全体のインピーダンスが求められます。力率が1だから虚
数部が0にならないといけませんだからωLと右横の文字式
は同じにします。
等価回路のコンデンサがある並列回路部分の電圧Vc1をまず
求めます。力率が1だから最初の問題で求めた回路インピ
ーダンスの実数部だけになります。それで回路電流Iを求め
ます。並列部分の電圧はオームの法則と同じだから電流Iと
最初の問題で求めた並列部分のインピーダンスの掛け算
になります。ただ実際はデルタ回路のコンデンサーの相電
圧、つまりは線間電圧ですから等価回路はスターです。
だからルート3倍にしないといけません。そのため最後に
Vc1をルート3倍しています。後は複素数a+Jbを絶対値に
すればいいだけです。
適当に回路を作り力率1にするωを求めた。電験三種で必要な
複素数の計算力ってたぶんこの程度だと思います。60点合格の
ためにはこのレベルまでは繰り返し紙に書いて練習してほしい
です。_初心者でもわかるHOW-TOなる何か?_頭で理解でき
ても実際の計算ができるかは、紙に書いて練習しかないです。
教材販売目的の人がけして言わないのはこの事です。
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H22年度電験三種過去問_理論問3
中身はこんなに点の取りやすい問題ですが問われてる内容
が理解できないと無理、これは理解力という想像力に近い
もった単純に電気の事を問う問題にすべきと私は思います。
問題は磁界の中で導体を動かせば起電力が発生するつまり
フレミングの右手の法則で電圧を求めて、最後はオームの
法則で電流を求めます。
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H22年度電験三種過去問_理論問5
こういう場合は問題の答案に自分に都合よく電圧とか電流の記号
番号をまず設定しましょう。_抵抗12Ωの消費電力が27Wなのです
からP=V×V/Rの公式が使えます、この抵抗の両端の電圧Vbは以下
式の様に18Vとなります。電圧と抵抗がわかるのですから12Ωの
抵抗に流れる電流はI1=V/R=18÷12=1.5Aです。
次に抵抗30Ωの両端の電圧Vaは電源電圧からその18Vを引いた値
Va=90-18=72Vです、オームの法則をここに適用すると回路主電
流Iがわかります、つまりI=V/Rですから72÷30=2.4A、更にIと
I1、I2の関係はI=I1+I2です、抵抗Rに流れる電流I2を求める
とI-I1=2.4-1.5=0.9Aとわかりました、_抵抗Rには電流0.9Aが
で流れてVbが18Vなのですからオームの法則を適用してRを求
められます、R=V/I=18÷0.9で20Ωで5番が答えです。
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H22年度電験三種過去問_理論問6
図1回路、Vbcが20VですからVabは100-20=80Vとなります。
V=RIですから電圧は抵抗値に比例、つまりR1はR2の4倍
なのでR1を4R2として扱います。図2回路の全体抵抗が
RTで回路主電流がITです。I1はITが分流するので最初の
関係式によりこの様になります。
V=RIですから図2回路Vbc間の電圧は上のI1が150Ωの抵抗
に流れた時の電圧となるのでこういう関係式となります。
次に両辺に750+4R2を掛けたら両辺を15で割る。R2は62.5
と求められました。
R1はR2の4倍ですから250Ωです。図3回路では短絡してる
ので結局、電流に影響するのはR1だけですからI=V/R式から
0.4Aが答えとなります。
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H22年度電験三種過去問_理論問7
電源の極座標表示はあまり気にせずAC100V電源が2個あると単純に扱う!
解いた後に答えを合わせるのに模範解答をみたら私とまったく違う方法で
解いていたけどこれが私流です、まず回路方程式をキルヒホッフの法則
にて作成しました。電流の向きは仮定で設定し、電圧効果の総和と電源
をきちんと合わせて各点の回路電流を求めるのがその法則です。
4+j3と同じ物ばかりですからそこをAで置き換えて計算してみました。
(未知数を含まない同じ数の塊が多発する時はこう扱うと計算が楽)
後は中学二年生で習った連立方程式の世界です、I1は4+j3の大きさ
を求め電圧を割って求めています。_I3のマイナス20Aとは私が設定
した電流の向きは実際とは逆という事を意味しています。流れる電
流値を知りたいわけで問題なし、P=I×I×RからI1の20AがR=4Ωに
流れて1600Wとなり、I3の20AがR=4Ωに流れて1600Wですから総計で
3200Wが答えです。I2は0Aだから真ん中のRは関係ありません。
キルヒホッフの法則、電流の向きはたぶんこうであろうと自由
に設定しても構いません、ただ電源電圧の±と電圧降下のそれ
は一致する様に電圧の式を作ります。求めた電流値がマイナス
となった場合は自分が仮定した電流の向きが逆であった事を意
味してるだけです。_下の回路程度なら電流はIは加算、それ以
外は差引の結果となるのは一目でもわかります。_I1とI2は12V
により流れる電流と24Vにより流れる電流は互いに逆方向です。
覚えておくと役に立つテク、共通電位を求めるミルマンの定理
の使い方を簡単に説明します。
共通電位がわかるなら今回の真ん中の電流Iは単純にI=V÷Rで
12÷12=1Aとわかりました、複数の電源がある並列回路の端子
電圧や不平衡三相スター結線で中性点電位を求める時にとて
も強力なテクだと思います。
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★この問題は貴方が解いてみてください。正解4番
H22年度電験三種過去問_理論問8
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H22年度電験三種過去問_理論問9
こういう文章だけの出題ではスケッチを書いて記号まで入れて考える事です。
1.2番については丸暗記、3はオームの法則から、5番でもし3個のRが同じで
ない場合は中性点電位が発生するため流れます、4はルート3×線間電圧×線
電流が正解、更に負荷がRのみでない場合は力率も必要である点に注意して
ください。今後補足説明でアレンジされる可能性あり。
三相交流のスター結線の性質問題、VL=ルート3×VP、IL=IP、各相電力を3
倍しても回路全力は求められる、又三相のデルタ結線ではVL=VP、IL=ルート
3×IPとなる点も覚えておく事、各相のインピーダンスが異なる場合の計算
は三種の勉強範囲では解けないため、電験三種試験では出ません。
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H22年度電験三種過去問_理論問10
まず暗記してほしいのは直流電源の場合は電圧をかけたまさに瞬間はコン
デンサーは短絡状態と考える、コンデンサーがない状態の回路電流はI0
定常状態では直流電源ではコンデンサーは電流を通さないためR+R2の単
なる直列回路の電流がIとなる。Iの2倍をI0とするR3の値はいくらか?
各IとI0を計算します。_直流電源にやたらコンデンサーを入れて受験者
を悩ますひっかけには気をつけて、このケース頻繁に見ます!
Iを2倍してI0と=として計算、模範解答集ではこういう細かい部分は
できる前提で省略してるので私はすべて載せました。特別難解な数学
は見ての通り何もありません、落着いて行うだけです。面倒と思いな
がらすると必ずどこか間違います、正解は5番です。
こういう回路電流を計算で求める問題で過度状態を計算させたてたら誰
も電験三種では合格できません、妙に難解に思える計算問題では実はそ
の部分は回路計算には無関係なのでは?とかまず疑うべきです。でも
それには同様の過去問題を勉強しておかないと無理かもね?_たとえば
2019年度理論の問7とかもそうです、コンデンサーがまったく問題の回
路計算に無関係と気がつけた方には、これほど簡単な問題はないです。
ですがそれを知らない方には異常な難問でギブアップされたでしょう。
電気理論勉強、文字式練習以外ではこういう引っ掛けのパターンを知
るのも最少努力で60点合格に欠かせない要素です。
上の答え、直流電源でのコイルは三種試験で扱う定常状態では0Ωの状態
と考えるのがルール、更にR1には電流は流れないのだからV÷(R2+R3)が
答えと簡単に解けます。直流電源に対するコンデンサーやコイルの特性
の理由は60点合格には必要ないです。_合格してからゆっくり研究され
てください。
⇒電験三種基礎最新記事へ
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